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田舎暮らしか。。。。 [信長の野望online]

先日のブログにも書きましたが、
お盆休みに、兵庫県の実家に帰省していました。

両親も、壮健なものの、否応無く年齢を重ねてしまうということもあり、
実家関係のさまざまなアレやコレやの、長男とし知っておかないといけないことを
聞いたりしてきました。

うちの両親も、サラリーマンで退職後実家に戻った、そういう感じなので
そういう意味では、実家に戻らなくてはいけない。という
プレッシャーをかけてくるわけではないんですが、、、、

 

さて、そんな中で、実家での問題(?)の大きなものに、
山をどうするか?というものがあります。

1日や2日ではとても回りきれないほどの山があるわけでして、
すげーーと勘違いされるかもしれませんが、現実はそんなに甘くはありませんw

日本の林業は、すでに崩壊してしまっています。
計画性のない林業政策とある一部のマスコミの策動などもあって、、、、、
詳しくは書きませんが、山はすでに死んだ財産になってしまっています。
(遺産相続のときに国に寄付しちゃう人も多いようです)

その山も仮に相続する時が来ても、相続税がかかり、所有後も
固定資産税もろもが必要となり、さらに、植えた木を責任持って管理するには
林業組合などへの、間伐などの費用もかかるわけです。

 ↑ コレをほったらかしにしてしまうとどうなるか?
    台風などで倒木がをそのままにすると、流出による事故、せき止めによる
    水災害なども起こるでしょう。
    また、間伐を怠ると、というか、すでに日本の山には放置林が多く
    密集した杉、ひのきからは、木の生存競争が始まり、種の基本原理として
    自分の種を残すために、自分の子種(つまり花粉)を大量にばら撒く
    という、行為にいたるわけです。
      ご存知の「花粉症」の原因です。

日本で育てた木材は、コストが高く、海外輸入材と比較すると高価なため
全く売れないのです。
まぁ売れないというか、戦後の復興期に無計画に伐採してしまい、
高度成長期、バブル期において、使える木材がほとんど成長していなかったため
仕方が無く、輸入材に頼り、市場を完全開放してしまったツケなわけですが、、、

戦後の復興期、つまりわれわれのおじいちゃん時代は、それこそ
木材貴族といわれるくらい、売れまくったそうですねー
うちのじいさんは、林業の傍ら、山ころがし(裸の山を買ってきて植林し、
付加価値をつけて売る。こういうことをやっていたようです)

オレは小学生の頃、田舎に帰るたびに、じいちゃんの自転車の後に乗り、
じいちゃんの山仕事を見たり、ただじーーとふもとの川で遊んで待ってるとか
するのが大好きでした。
枝打ち(木の下のほうの余分な枝を切って成長を促す)なんかの作業は、
俺もやりたいなぁなどと、下から見ていたものです。

「この木があと30年もしたら立派になるわいや・・・」と言っていました。

そうなんです。
林業ってそういうスパンの30、40、50年単位の仕事なんですよ。

うちのじいさんは、あのあたりの山は20年後に息子(つまりオレの父)が切り出せば一財産になる。
あの山の木は、植えたばかりだから、孫の(つまりオレ)代に財産になる。
なので、あの山とあの山だけは、3億といわれても4億といわれて手放さんぞ!

こんな感じで、子や孫の為にやってくれていたわけです。

死ぬ間際に「山もあかんことになってもた、、、」とつぶやいていたのを憶えています。
ひどい話です。
ようやく最近になって、こういう林野行政に関して知ったわけで、
そういうことを考えると、オレの代で山を手放すとか、そういうことも少し躊躇してしまうわけです。

まぁ現実にはいろいろ厳しいですが、田舎に戻る。。。という考えが最近頭から離れません。


 


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